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2024/04/20 08:30


自分で獲り、革鞣しを行うから見える部分というものがあります。
そして少量を1枚1枚手作業で
視覚、嗅覚、触覚、聴覚など自分の感覚を信じて行うのでわかる部分があります。

通常の皮革工場(以後、タンナー)では生産性が悪くなるため、切り落とされる部分があります。
それは脚。

この脚というのは非常に厄介、水分を含むとただでさえ腕と肩と腰に重さがのしかかるのに
その分高くあげる必要がある。作業性の悪さ。
生産過程でストレッチと言われたりする皮を伸ばす作業がありますが、同様に脚があると均一にチカラをかけづらく
脚部分は伸びが悪くストレッチしづらいのです。

しかし、この脚はボディとは違った面白い風合いを見せるのです。
その面白さ故、私は脚も革鞣しを行うのです。

この風合いを理解し、アイデアをもつ独創的な方の登場を私は首を長くして待っているのです。